口腔外科

口腔外科でも予防歯科

先日、同窓会の講演会があり、4名の先生の講演を聞いてきました。

その中に、口腔外科に所属している友人も発表があり、興味深く聞かせていただきました。

東北大学の口腔外科では、癌(ガン)治療にも積極的に取り組んでおり、一般開業医との連携についての考えがあることがあることが分かりました。

大学病院に紹介されてくる癌(ガン)の患者さまは、癌(ガン)が進行してからのケースが多く、外科治療が選択できない場合も少なくないそうです。

最近の口腔癌(ガン)の例では、双子山親方が口腔底癌(ガン)で亡くなったのが、記憶に新しいことと思います。

外科の人間としては、少しでも外科治療が適応になる患者さまが増えれば、癌(ガン)で死亡する方の数を減らすことができると考えているようです。

また日本全国には、医師は約30万人、歯医者は10万人おり、この10万人もの歯医者が、癌(ガン)の早期発見を今よりも確実に行うことができたのなら、癌(ガン)で死亡する患者さまの数を今よりも少なくすることができるかもしれない。

(必ずしも初期癌(ガン)の状態で、一般の歯医者へ来院されているとは限らないのですが、初期の状態で、一般の歯医者が大学などの高次医療機関に紹介するなどの対応すれば、少し癌(ガン)による死亡率が変わるとの意見でした。)

そして大学の口腔外科医が直接、一般の歯医者へ出向き、早期発見の手助けをするという動きがあることが分かりました。

現在、大学の口腔外科と一般に開業している歯医者さんは、別個に活動をしていると言っても過言ではない(?)と思うので、このような試みにより国民の命を癌(ガン)から守ることになることと思います。

予防歯科というと、むし歯や歯周病という印象がありますが、癌(ガン)などを扱う口腔外科領域でも”癌による死亡を予防する”という意味での予防歯科がこれからの時代は主流となることでしょう。

2005年12月11日  カテゴリー:口腔外科